南米スーペル・クラシコ~ブラジル vs. アルゼンチン
- 2012.09.17
ワールドカップ南米予選はここ日本ではあまり視聴する機会がないのだが、テレビ中継してくれるのであれば是非とも見てみたい試合だ。特にブラジル対アルゼンチンは両国ともにスーパースターが勢揃いし、次のワールドカップの帰趨を占う上でとても重要な一戦。
●2008年09月27日 サッカー南米予選の面白さ
●2010年05月31日 ヨハネスブルグのダイアモンドビルディング 2001年南米予選のアルゼンチン対ブラジルだったと思うが、マルセロ・ビエルサ監督率いるアルゼンチン代表はブラジルとホームで戦うことになっていた。南米の雌雄を決する戦いとして全世界が注目している大一番だ。ことサッカーに関してはお互い一目置きつつも、自分たちこそが南米の覇者なのだと決して譲らない両国同士。戦う前から場外各地の喧騒を含めて熱気の渦に包まれるが、その試合前アルゼンチンのビエルサ監督の表情が凄かった。 まさに鬼の形相。その溢れんばかりの闘志が炎に転化して体全体を包み込んでいるかのような迫力を感じさせるほどで、テレビの画面を通して鬼気迫るものがこちらにも伝わってくるのだ。もう見ているだけで鳥肌が立つ、震え上がるような凄まじさだった。ブラジルといえば誰でもサッカー王国として知られているが、そのブラジル代表がまるでアルゼンチンホームでは畏怖しているかのように元気なく敗退。後にも先にもあれほどまでにしおれたブラジル代表は初めて見たものだ。 |
2012年09月18日~09月19日は欧州チャンピオンズリーグのグループステージの第1節が行われるので、欧州組は出場するのはままならないだろうが、いま調べてみたら案の定ブラジルは全て国内チーム所属の選手で構成するという。
●ブラジル代表、アルゼンチン戦メンバーを発表 マノ・メネゼス監督はこの試合後に、9月と10月に行われるアルゼンチン代表との2試合に向けた23名の招集メンバーを発表している。国際Aマッチデーではない時期の開催となるため、全て国内のチームに所属する選手となった。 |
アルゼンチン代表メンバーまでは分からなかったが、ブラジル同様に国内組で編成するのは間違いなく、バルセロナやレアル・マドリード所属の選手は出場出来ないはず。とはいえアルゼンチン国内の期待の若手選手が登場しそうで、フレンドリーマッチとは言いながらも見る価値はあるように思う。2014年ワールドカップ・ブラジル大会に向けてそろそろギアを入れ替えなければならない時期に来ているブラジル代表だが、現時点ではどうも今ひとつぱっとしないというか、華がない。
本来であればパトが押しも押されぬエースとなって君臨していなければならないはずなのだが、所属のACミランでも故障のために再び試合を欠場している。ネイマールが将来のブラジル代表を背負って立つ逸材なのは分かるが、まだまだ若い。故障なく常時試合に出場していれば今頃バロンドールを獲得してもおかしくない逸材だとパトは思っていたので、これを機にそろそろ本領発揮となって欲しいものだ。
●サッカー フレンドリーマッチ 2012 ~南米スーペル・クラシコ~ #1 ブラジル vs. アルゼンチン 開催日:2012年9月19日(現地) 会場:エスタディオ・セラ・ドゥラーダ, ゴイアニア 共に強いライバル意識を持つブラジルとアルゼンチンが対決するフレンドりーマッチ。しかしフレンドリーとは名ばかりの真剣勝負が繰り広げられ“南米スーペル・クラシコ”とも呼ばれている。欧州シーズン真っ只中のため、メンバーは南米のチームに所属している選手が中心となるが、そこは両チームともタレントの宝庫、ハイレベルな試合が期待できる。 |
●FIFAワールドカップ2014南米予選
南米予選はフジテレビで視聴可能だが、スカパーのサッカー番組とは別料金となるのが、少々残念だ。メッシの代表でのプレイぶりを確認出来る唯一の番組だけに月300円程度で南米予選が視聴出来るようにして欲しいもの。