EURO2012のグループリーグ展開予想
- 2012.06.03
相も変わらずイタリアといった感じがしないでもないが、この時期に出場辞退を決めたとしても代替国がチーム編成出来るのかどうかかなり疑問。やっぱりEURO2012にイタリアが出場しないとなるとかなり興をそがれてしまう。
●八百長疑惑で出場辞退言及
サッカーの欧州選手権に出場するイタリア代表のプランデリ監督が、同国内に八百長疑惑が広まっていることを受けて大会出場を辞退する可能性に言及した。開幕を1週間後に控えた1日に「われわれが出ない方がサッカー界にとって、いいと言われれば、それは問題ない」と、公営テレビの中で述べた。
八百長疑惑で捜査対象となっているDFクリシトは代表から外れ、違法賭博への関与が報じられた代表メンバーのGKブフォンとDFボヌッチは疑惑を否定している。(ロイター=共同)[共同通信 2012年6月1日 22:04 ]
ワールドカップ2010では惨敗したために今回は少しは真面目にやるんじゃないのかなと思っているけれど、前評判が悪いときのイタリアは結果的には結構いいところまで行くことが多いのだ。C組2位でグループリーグを突破すれば、対戦相手はD組1位なのでフランスの可能性が高いが、準々決勝、準決勝の相手はお互い手の内を知り尽くした強国同士。実力伯仲しているだけに最後に勝負のあやとなるのは、トッププレイヤーの卓越したスーパープレイか、さてまた運か。全般的に小粒な印象が強いだけにカッサーノ・バロテッリの二人には大いに期待したい。
順当に考えれば優勝国はスペイン・ドイツ・オランダ・フランスぐらいだろうが、ドイツ・オランダはグループリーグがかなり厳しく手を抜く暇が殆どない。仮にグループリーグを突破出来たとしても残り3試合はかなりのハードスケジュールとなるのは間違いなく、その意味でややスペイン有利だろうが、決勝戦は出来れば今現在実力が拮抗しているスペイン対ドイツを期待したいものだ。ビジャ負傷欠場がなんとも残念で仕方がないが、トーレスがリバプール時代の輝きを少しでも取り戻してくれれば、スペインに勝機があるかもしれない。
さてそのドイツとグループリーグで対戦するオランダだが、スナイデルの発言が面白かった。アフリカ勢とは言っているが、正直アフリカ勢をアジア勢に置き換えたとしても齟齬をきたさないからだ。確かに今回のグループリーグBは死のグループ。初戦はオランダ対デンマーク、ドイツ対ポルトガルだが、ここで足下をすくわれるとオランダ、ドイツといえどもグループリーグ突破は途端に厳しくなる。
●スナイデル、EUROはW杯より難しい? 「アフリカのように勝ち点を計算できる相手がいない」
6月2日(土)13時13分配信
現地時間1日(以下現地時間)、オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデル(インテル/イタリア)はEUROはW杯よりも難しい大会だと語っている。ロイター通信が報じている。
2年前のW杯決勝で0対1でスペインに敗れたオランダ代表。W杯では1974年、78年と2回決勝に進出しながら優勝を逃し、「W杯で優勝していない最高のチーム」とも表現されてきた同代表だが、そのW杯よりもEUROのほうが難しいとスナイデルは考えているようだ。
「EUROはW杯よりも難しい大会だ。なぜならEUROにはアフリカ勢のように、勝ち点3を計算できる相手がいないからだ」オランダは、EURO2012でグループBに所属し、ドイツ、ポルトガル、デンマークと強豪揃いの「死の組」に入っている。同選手は難しいグループに入ったことを認めつつも、グループ突破に向けて準備は整っていると語った。
スナイデルは「私たちはタフなグループに入った。まずはグループ通過を目指すことになるだろう。決勝トーナメントでは多くのものが必要だ。チームが一つになることはもちろんだし、ある程度の運も必要だね」「このための準備はしてきたから、すぐにでもスタートできるよ。早くポーランドに行きたいね」
また、タイトルについては「本当にトロフィーが欲しい。なぜならもう長い間手にしていないからね。僕らの野心はタイトルに向いているよ」とコメントし、EURO制覇へ意気込みを表した。オランダは2日に行なわれる北アイルランドとのテストマッチを経て、9日にデンマークとのグループリーグ初戦を迎える。