最新機種が底値に近づくいまが買い時のWindows7搭載パソコン
- 2012.10.21
数日前から続々と発表されたWindows8搭載パソコン。個人的にWindows8の新しい操作方法をちょっと確認してみるために低価格機種を購入してみたいと思う人間は結構居ると思うのだが、期待していた『Surface with Windows RT』はちょっと肩透かしの価格で購入は見送り。
富士通やNECの新型パソコンを眺めてはいるのだが、まだまだWindows8の全体像が見えない中で、これだったら10月24日にはiPad miniと共に発表されるかもしれないRetinaディスプレイ搭載13インチMacBook ProでWindows8とのデュアルブートを構築するのもいいかもしれない。
一年ぐらい前だったら富士通やNECの価格を見てもそれ相応かなと思っていたのだが、やはりここに来てのGoogle,Amazon,Appleの低価格攻勢は目を見張るものがある。つい先日7インチ16GBタブレットNexus7が19,800円で発売されたかと思ったら、10月29日には7インチ32GBタブレットNexus7が同価格で米国では発売される可能性が高まっているらしい。
ウェブ活用におけるユーザーの行動は、情報発信意欲の極めて高い1%の「発信者」、発信された情報の周辺でコメント・評価などのコミュニケーションを取る9%の「コミュニケーター」、それらの情報を読むだけにとどまる90%の「ROMユーザー」の3層に分かれる傾向があります。これを「1:9:90の法則」といいます。 |
しこの法則が正しいとすると、PCとタブレットの比較では圧倒的にタブレットの方が閲覧性に優れることになる。ネットにつながりさえすれば時と場所を問わずにwebを親しむことが可能になり、机の上での操作が基本となるPCとは使用方法が根本的に異なるからだ。いわゆるROM専門の人にとって、スマートフォンやタブレットのタッチスクリーン主体の操作方法はまさにこの90%の範疇に入るものといっていいだろう。
ところがこのスマートフォンやタブレットは受動的な操作の時にはその利便性が高く感じられるものの、対照的に能動的な作業の時には今ひとつ使い勝手が悪いのは誰しもが認めるところ。が、1:9:90の法則によれば能動的な操作を主体としてweb世界を楽しむ人は多くても10人に1人となるらしい。なので、相対的にPCのウェイトがタブレットよりも下がりつつあるのは納得できるのだが、それでも対タブレット価格で比較すると、あんまり高いのも困りもの。
と、そんなことを考えていたら、『今こそWindows 7パソコンを買う「7つの理由」』という記事を見つけた。読むと至極まっとうなことばかり書かれており、内容におかしなところは一つもない。ユーザインターフェイス大幅刷新のWindows8が安定するまでに少なくとも数か月は要すること、周辺機器ドライバの問題、さらにはβ版程度の出来で発売される可能性もあることを考えると、いまWindows7搭載パソコンを購入して優待権を確保しつつ、半年~1年後ぐらいを目途にWindows8に切り替えるのがベストなのかもしれない。
●今こそWindows 7パソコンを買う「7つの理由」 【1】7は使いやすい、8では操作が激変 ウィンドウズ7は、マウスとキーボードを使ったこれまでのウィンドウズの操作性を踏襲して使いやすい。一方、ウィンドウズ8では、画面に直接、もしくはタッチパッドを利用した“タッチ操作"が主役になっている。使い始めはアプリケーションソフトの切り替えやコントロールパネルの表示、シャットダウンさえ、戸惑いを覚えるだろう。 【2】あと7年は安心して使える ウィンドウズ7はメインストリームサポートが2015年1月まで、延長サポートが2020年1月まで予定されている。延長サポートが終わるまでは、OSにセキュリティ上の欠陥が見つかった場合にマイクロソフトから更新プログラムが提供される。今買ったパソコンでも、7年間は不安なく使えるわけだ。 【3】8に1200円でアップグレード 今、ウィンドウズ7パソコンを買えば、ウィンドウズ8を1200円で手に入れられるのも魅力だ。マイクロソフトの優待購入プログラムに登録すれば、10月26日以降に案内のメールが届き、購入手続きを経てウィンドウズ8プロをダウンロードできる。実際にアップグレードするのは、しばらく様子を見てからでもかまわない。 【4】現在使用中のソフトも安心して使える 従来のソフトを中心に使いたいなら、ウィンドウズ7のほうが安心だ。ウィンドウズ8でも、ウィンドウズ7対応ソフトの多くが使えるが、すべての機能が動作する保証はない。ウィンドウズ8では、タッチ操作に最適化された「タイル」と呼ばれる新しいメニューが採用されており、便利に使えるのはやはり専用のソフトになる。 【5】8も問題なく動作する性能 最新のウィンドウズ7パソコンは性能も十分だ。CPUは第3世代のコアiが中心、ハードディスクもノートで1テラバイト、デスクトップで2テラバイトなど余裕がある。さらに、BDXL対応のブルーレイドライブや高速なUSB3.0端子など装備も万全。もちろん、ウィンドウズ8にアップグレードしても、快適に動作するはずだ。 【6】現行モデルはこれから底値に向かう 最新の夏モデルは発売から約5カ月がたち、店頭価格がかなり下がっている。例えば、17万円程度だったA4ノートの上位モデルは、10万円程度まで値下がり。今後、ウィンドウズ8が登場する10月下旬にかけて底値に向かうだろう。人気モデルは順次完売になる見通しで、買うなら急いだほうがいい。 【7】豊富なラインアップから選べるのは最後 ウィンドウズ8登場以降、ウィンドウズ7パソコンが買えなくなるわけではない。しかし、購入できるのは仕様を変更できる直販モデルなど、一部に限られてしまうだろう。マイクロソフトの「Office(オフィス)」ソフトが割安価格で付き、人気の高い店頭モデルでは、ウィンドウズ7パソコンのフルラインアップがそろうのは今が最後だ。 |