Windows8と同時発売されるSurfaceタブレット

  • 2012.08.26
By Black and Blue

Windows8の発売日は2012年10月26日。ということはあと二か月後にはいよいよ新しいWindowsが発売されるわけだ。今までだったら、Service Pack1が登場してからが本当のWindowsと言われたものだが、それにしても大幅なユーザインターフェイスの刷新があるためにどうしてもその出来映えは気になってしまう。

Windows95以来の操作作法が身についてしまっているだけに、あまり極端に変更になるのは好ましくないもの。ましてOffice系はリボンインターフェイスなどという、アップルMacintsohだったら間違って採用しないはずの、使い勝手の悪いインターフェイスを採用しているだけに無関心でいるわけにもいかないのだ。

Windows 8 Developer Previewでも入れてみようかと思ったのだが、さすがにWindows7,Vista,Ubuntuの環境では構築しにくいために導入は断念。取りあえず様子見でいこうかなと思っていたら、同日発売されるWindows Surfaceの販売価格が199ドルであるとの噂話が出てきた。にわかには信じがたい価格だが、米国で発売されたばかりのGoogle Nexus7(日本未発売)の価格は8GBが199ドル、16GBが249ドルであることを考えると、絶対にないとは言い切れない価格。

●「Surfaceは199ドル」報道で考える、タブレットPCの適正価格

●マイクロソフト Surface タブレット、Windows RT 版は199ドル・10月26日発売?

となると気になるのはSurfaceの仕様だが、engadgetによると10.6インチの32GB&64GB、そしてNVIDIA製ARMプロセッサ搭載になるらしい。となるといくらマイクロソフトの購買力をもってしても10インチモデル、キーボード付きで199ドルを実現するのはかなり困難を極めるような気がするが、アマゾンKindleの先例もあるように、一気に市場拡大を目指すにはこれぐらいの価格でなければ無理かもしれないのだ。

というのも、現在の10インチタブレット市場はアップルiPadの独壇場。Retinaディスプレイ搭載モデルを搭載した新しいiPadの完成度は高く、事実上iPad対その他大勢の様相を呈してきており、正面衝突を避けるためにアマゾンKindle,Google Nexus7は7インチタブレット市場に投入しているという見方も出来なくはないのだ。

米国iPadの販売価格は16GBモデルで499ドル。なので、199ドルは無理にしても400ドルぐらいで販売してくれれば、日本円で32000円前後と相当求めやすくなってくる。入門機としては充分な価格帯だと思うので、1台ぐらい購入してもいいかなと思っていたら、Gizmodoに『Windows8は買いなのか待ちなのか、OS別に考えてみる』という記事が掲載されていた。結局は自分で購入して確かめて見るのが一番なのだろう。

【Windowsユーザー】

2つにわかれると思います。これまでノートPCをメインに使っているモバイルユーザーであれば、Windows 8は買いだと思います。できればタブレットPCでWindows 8がいいですね。外付けキーボードとマウスも持ち歩けば、ヘビーな作業もこなせますし、ちょっとした調べ物などは、タブレットPC単体で使うことができます。

一方、デスクトップPCメインの人は、しばらくはWindows 7でいいんじゃないでしょうか。Windows 8は動作は軽くていいんですが、デスクトップモードに「スタート」メニューがなく、マイコンピュータやアプリを起動するのも、ちょっと勝手が違います。やはり、タブレットPCがメインターゲットなんだなと思わせるOSです。

また、Windows 8はタッチジェスチャなど、画面を直接触って操作するのがウリ。これを使いたいなと思ったら、タッチパネル式のディスプレイがないといけません。

【iPadユーザー】

買いです。特に、Windowsパソコンを母艦としてiPadを使っている人は、乗り換えてもいいのではと思います。iPadは洗練された素晴らしい端末ですが、どちらかというと何かを「作る」というよりは、何かを「見る」ためのもの。よりクリエイティブな作業をしたいという人ならば、Windows 8のほうが向いているでしょう。

ただし、Macを母艦にiPadを使っている人は、無理にWindows 8に乗り換える必要はありません。iCloud関連の機能は、一度使い始めるとなかなか便利。それをWindows 8に置き換えるよりは、これまで通りiPadを使ったほうがストレスは少なくなるでしょう。