小江戸情緒豊かな川越の街並み-その6
- 2012.08.01
本日掲載した写真は、主として本川越駅と札の辻とを結ぶ表通りと平行に走る西側の裏通りを撮影したものだが、その途中、一昔前は一体どんな造りをしていたのかなと思わせる民家が数軒あった。
例えば4枚目の写真。木造家屋の裏側の敷地を駐車スペースとして貸し出しているようだが、黄色地に青文字の突き出し看板によると全部で31台が駐車可能となっている。前面通りとをつなぐオレンジ色の帯が左右に引かれた車路の幅からは想像しにくいが、奥まったところに広大な屋根付きの空間があるということは、昔はひとかどの商売を営んでいた証拠。まして前面通りに面した二階建ての木造家屋と、その裏側の平屋の家屋とはなにやら敷地境界線が分かりにくい。ということは数軒の建物と駐車場とが一体となった所有地としてみていいわけで、当時のよすがが至る所に残されていると言っていいだろう。
そして同様のことは9枚目の写真にも言えるのだ。前面通りに面した建物には表札がきちんと架かっているのに、サニーと思われる白い車はまるで門柱前に止まっているかのよう。しかもその門の内側には明らかに窓をつぶして白壁に仕立て上げたかのような蔵造りの家が建っているとなると・・・・その昔はどんな生活をしていたのだろうとふと考えてしまうのだ。
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