解像度やウイルス対策の視点からスマートフォンを見ると
- 2012.10.06
au iPhone 4Sはバッテリー持ちを除いて殆ど不満はなかったが、LTE対応、縦長画面などへの対応もありiPhone 5に切り替えることにした。初代発売から3.5インチ画面を守り続けていたiPhoneではあるものの、さすがに昨今のAndroidスマートフォンの大画面化の流れは無視出来なかったのであろう。
実際に使ってみると、 やはり大画面化に伴う情報量の多さはありがたいものだ。iPhone 4Sが960×640ピクセル、iPhone 5が1136x640ピクセルなので、計算すると176ピクセル縦方向に延長したことが分かるが、iPhone 4S以前の旧機種では縦長画面非対応のアプリゆえに上下は『黒帯』表示で、極力違和感を感じさせないように配慮している。
現時点ではWindows Phone 8の解像度の詳細は不明だが、マイクロソフトとアップルはスマートフォンの解像度に関してはかなり厳格に絞っており、Androidスマートフォンのように規格乱立とまでは至っていない。Windows,Macintoshとパソコン用OSを過去数十年にわたって開発してきたメーカーゆえに解像度の乱立はあらゆる面で副作用が大きいのだろう。
調べてみると4,5,6代目iPhoneの横幅は全て58.6ミリで統一。解像度は480×320→960×640→1136x640と変遷しているが、旧機種との互換性を最優先に考えた解像度を採用することを第一目的としているのがよく分かる。個人的には4.0~4.3インチぐらいまでだったら片手操作が可能、それ以上の4.7~4.8インチになってくると片手操作がおぼつかないこともあり、その意味でもう少しiPhoneは大きくしても良かったような気がするが、全世界で販売することを考えるとこのサイズがベストという選択なのだろう。
●Windows Phone サポート情報 (FAQ) PC とは異なり、ウィルス対策は必要ありません。Windows Phoneは、Marketplaceで審査され、有効なライセンスを付与されているアプリケーションのみを実行できます。また Marketplaceで公開されているアプリケーションは、安定して動作する要件の審査に加えて、位置情報へのアクセスポリシーを含め、マイクロソフトによりセキュリティを含めた検査が行われているため、システムに悪い影響をもたらすプログラムは登録されない仕組みをご提供しています。 |
Windows Phoneに限って言えばマイクロソフト公式サイトでウイルス対策は不要と明言されており、それはiPhoneでもほぼ同様だ。現状iPhoneのウイルスはジェイルブレイクiPhoneを狙い撃ちにしているので、逆に言えばジェイルブレイクしない限り、まずウイルス被害に遭うことはあるまい。その意味で、解像度・ウイルス対策ともにマイクロソフト、アップルが同じ方向性を歩んでいることは面白いが、それにしても今回は以前ほど『新型Windows発売』の盛り上がりが少ないような気がする。やはり主役はPC→タブレット&スマートフォンに移りつつあるのだろうが、やはり能動的な行動を伴うときには、タブレット&スマートフォンでは使い物にならない。10月26日に発売されるPCやタブレットを楽しみにしているのだが、もし10月17日にiPad miniが発表されるのだとしたら、アップルも相当したたかのような気がする。