ロンドンオリンピックのサインと広告

  • 2012.07.27
By Black and Blue

バルセロナMFセスク・ファブレガスは同僚の『ロンドン五輪出場望むJ・アルバに助言』している。

「ロンドンに行きたい気持ちは理解できる。でも、バルサはシーズンを通して65~70試合に臨むんだ。無理をすれば、そのツケを支払うことになる」

セスク、ロンドン五輪出場望むJ・アルバに助言

説明すると、バルセロナ所属のプロ選手としてオリンピックは辞退すべきだろう。仮に出場したとしても本気でプレイするのではなく適当に手を抜くべきではないか。でないとその代償は大きいものになると言っているのだ。殆どの日本人にとっては分かりにくいだろうが、オリンピックだから参加選手全員が一生懸命プレイしていると思ったら大間違いだ。こと男子サッカーに限って言えば真面目にやらない選手もたくさん居るのだ。特に欧州各国のプロリーグに所属している選手達がそうだ。

が、問題はそこにあるのではなく、真面目にプレイしていない選手を見抜くことが出来ない日本のマスコミやただ騒ぐだけの一般人の眼力にあるのだ。怪我しないことを最優先に考え、叩かれない程度に汗を流し、そこそこの本気を垣間見せながら時間が経過するのをひたすら待つ、ある意味姑息なプレイに終始する選手が少なからず居る。

なので、真面目にやらない国と対戦しているにも関わらず、ひたすら日本コールを繰り返す観客との対比は滑稽な喜劇を見ているかのようだが、もう少し見る側も眼力を高める必要があるだろう。なぜならその国のサッカーのレベルと一般人のサッカーを見る目は正比例するからだ。逆説的に言えば看破すら出来ない程度の眼力ではいつまで経ってもその国のサッカーレベルは上がらないのだ。

さて写真はネットを巡回して集めたロンドンオリンピックのサインやビルボード。開幕前とのことなのでそんなに集めることは出来なかったが、一番最後に掲載した広告塔のライン構成がとても綺麗だった。