緊急地震速報をPCで見るには

  • 2011.04.23
By Black and Blue

携帯電話に緊急地震速報なる機能が搭載されているのを知ったのは3月11日の大震災だったが、以来余震が続いているせいか12回も携帯電話に通知が届いている。鳴り出した当初は一体何の知らせかが分からず、その音の大きさにびっくりしたものだが、最近ではようやく慣れてきた。感覚的には緊急地震速報が鳴ってからすぐに建物が揺れ出すのでとても重宝しているが、その仕組みそのものはあまり知らない。携帯電話をサイレントモードにしていても、つまり電話着信音やメール着信音を無音にしていても緊急地震速報は鳴り出すので、これが鳴り出したときには本当に要注意。

調べてみると、ドコモ・auは現在発売されている機種の殆どが対応しているが、ソフトバンクはこれから順次搭載させていくとのこと。これから携帯電話を購入するときには、個人的には緊急地震速報とワンセグは必須の機能だと思っているが、ただ必ずしも盤石の機能ではない。というのも大きな揺れが発生したにも関わらず、事前に緊急地震速報が鳴らなかったケースも結構あるのだ。

●緊急地震速報について

●あなたの携帯は受信できる?緊急地震速報について知っておこう

気象庁では平成19年10月1日から、「地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と予測された場合」に一般向けの緊急地震速報を発表しています。私たちが速報を受信する主な方法としては「テレビ・ラジオの放送」「市区町村による防災行政無線」「携帯電話による受信サービス」「施設の館内放送」などがあります。

【NTTドコモ】:被災の恐れがある地域にエリアメールを配信。専用の着信音が鳴り、全画面にポップアップ表示される。受信メールボックスには、専用のアイコンで保存される。
【au】:震源地周辺の地域にCメールを送信。専用の着信音とバイブレーション、待ち受け画面上の表示で知らせる。
【ソフトバンク】:震度4以上の揺れが予想される地域に速報メールを送信。専用の着信音と待ち受け画面上の表示で知らせる。速報配信後に地震が起こらないことが確定した場合は、取消情報を再配信。

このサイトを読む限りは携帯電話会社によって緊急地震速報を通知する基準が異なるように思われるが、だから大きな揺れを感じたにも関わらず事前に緊急地震速報メールが届かない場合もあるのだろう。となるとPCでも受信出来たらより完璧になるかもしれない。携帯電話では通知するかどうかの判断基準は携帯電話各社に委ねられているが、PCの場合には自分で通知判断基準を設定することが出来るかもしれないからだ。ということで早速探してみた。

●高度利用者向け緊急地震速報をパソコンで受信する(第162回)

公式サイトを見るとWindows版対応のみでMacintosh,Linux版は無いが、より詳しい情報をPCに伝えてくれるらしい。後でWindowsPCにインストールするつもりだ。

●緊急地震速報の空振りはなぜ?「同時発生」「地震計ダウン」精度落とす