ついにオープンした"Mac App Store"

  • 2011.01.08
By Black and Blue

Windows,Macintoshなどの現行PCの最大の問題点は、時間の経過とともにOSやアプリの動作が不安定になり再インストールを余儀なくされること。その期間については人によって千差万別なので、新しいアプリが登場するたびにインストールしているオンラインソフトマニアなら半年も持たないかもしれないが、ブラウザ・メールソフトしか使わない人ならば数年は持つことだろう。

が、いずれにしてもある一定時間が経過したのならば、システム&アプリを再インストールすれば見違えるほど動作速度が改善されるのは事実だ。とは言いながらも結構これが面倒くさい。私のようにWindowsOS再インストール作業を何百回もやっている人間ですらそう思うのだから、慣れぬ人にとっては苦痛以外の何物でもないのかもしれない。

その意味でブラウザをOSとし、システム&アプリの再インストール作業を事実上不要にすると思われるGoogle Chromeやアプリ管理を容易にする"Mac App Store"は非常に興味深い。マイクロソフトが築き上げたWindowOS+アプリの概念を根底から覆す可能性が極めて高いからだ。いずれこのあたりは別日記として投稿したいが、その"Mac App Store"が昨日オープンした。

早速サインインしようとすると、なぜかサインインが出来ない。あれ、いきなりバグかと思い、再起動すれどもだめ。MacintoshOSは最近インストールし直したばかりなので、環境構築はほぼ完璧に出来ているはずだから納得がいかない。困ったときには先達の人に聞くに限るとの格言通り、ネット探したら同じ症状の人が見つかった。

●App Storeでサインインできない。

分かってしまえば何のことはないのだが、短時間でこれに気がつくというのはたいしたものだ。なにか不具合が発生したらまず疑うは・・・の定石通りと言ってしまえばそれまでだが、ここは素直に感謝したい。

早速Evernoteをダウンロードしようと思ったのだが、さすがに昨晩はみんなが一斉にアクセスしていたからなのだろう、画面が切り替わらずインストール作業は中断してしまった。が、画面ワンクリックで簡単に購入出来てしまうために、調子に乗ってクリックしているとあっという間にいい数字になってしまうのも事実。

個人的には市販ソフトよりも安価になっているのだろうと思っていたが、ざっと見た限りではオンライン販売だから極端に安くしているという設定ではなく、市販品と同等、高め、あるいや安めなど様々なケースがある。そのあたりITmediaの記事に詳しいので関心ある方は是非とも参照されたい。

●使う前に知りたい「Mac App Store」5つの疑問 (1/2)

安いものも、高いものもある。安いものでは、アップルの「Aperture 3」が目立つ。パッケージを買うと1万9800円のところ、Mac App Storeでは9000円と半額以下だ。

サードパーティ製品もまちまちだ。定番のテキストエディタ「JeditX」は2800円だが、開発者のWebサイトから購入すると消費税込みで2940円となる。一方、グラフ作成ツールの「OmniGraffle Pro for Mac」は2万3000円だが、国内代理店であるアクト・ツーのウェブサイトでダウンロード版を買うと1万8800円で済む。さらに開発元のオムニグループでは199.95ドル(1ドル85円換算で約1万7000円)だ。