絵葉書の中の丸の内・江戸の名残と近代東京
- 2012.08.08
日本生命丸の内ビルとJR東京駅とをつなぐ地下通路に江戸時代の名残、近代東京の写真や絵が飾られていた。Googleマップで地下街の様子を調べると、二地点間を結ぶ直線距離からは迂回路のように離れているために、普段はあまり通行人が多くなさそうだ。だからというわけでもないが、今まで目に留まる機会が少なかったのだろう。
わずか数点の写真が飾られているだけだが、じっくりと見ると非常に興味深いものばかり。白昼の往来を馬車が闊歩しながら皇居方面に向かい、それに背を向けながらこちらをじっと見つめる少年との対比が印象的で、当時の丸の内界隈を雰囲気を知るよすがとしては貴重なものだろう。行き交う人々の服装を見ているとまさに江戸から明治に変わりつつある、穏やかながらも着実に変わりつつある時代の流れを感じる。
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