通りかかったときは池袋繁華街のちょうど昼時。なので数分もすれば多くの人が押し寄せ、写真どころではなくなる可能性もあるために、大慌てで携帯電話で撮影した。出来映えそのものは悪いが、珍しい多機能案内板の雰囲気はそれなりに掴めるかと思う。

さて新しく開店したばかりの建物の入口から中を覗いてみると、昨今流行のデジタルサイネージと呼ばれる様々な情報表示が可能な案内板が目に付いた。タッチスクリーンで即座に画面が切り替わるのは当たり前としても、ふと見ると下部には全部で四種類の画面選択が可能となっている。店舗・地図・写真・漫画表示の多機能案内となっており、このビルで食事をした後に記念写真を撮影してメールで送ったり、漫画を読んだり、あるいはGoogleマップが表示されるなど、至れり尽くせりの案内板だ。

一般的なデジタルサイネージはデザインが無味乾燥のものが殆どで、ディスプレイ表示に力を入れているものが多いが、このORE池袋ビルのそれは実に凝った作り。オフィスビルへの用途はさておき、商業施設ともなると、このような多機能案内板を提案する機会も増えるかもしれないが、問題は価格。果たして一体いくらぐらいするのか、ちょっと見当が付かないのだ。

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