東京現代美術館で開催されている特撮博物館-その2
- 2012.09.19
自分なりに特撮映画を撮影するつもりで、テレビに映る目線を気にしながら撮ってみたのだが、ご覧のようにミニチュアセットは実に細かいところまで作り込まれているのがよく分かる。7枚目は東雲(しののめ)駅のバス停の時刻表だが、よくまあこんなに小さいところまで書き込んだなと思うぐらいに配慮が行き届いており、少々驚いてしまった。
一つ一つの民家の軒先まで本物同様に再現しているのを見ると、製作担当者の労苦が偲ばれるというものだが、この辺りの古めかしさが逆にCGとは異なる郷愁を感じさせるのだろう。15枚目は屋上広告塔のミニチュアセットだが、我々本職の人間が見入ってしまうぐらいの精巧さ。ここまで丁寧に作っていると壊すに忍びない気がするが、それにしても特撮映画のミニチュアセットは初めて見ただけに感慨深いものがあった。
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