外観をリニューアルした東武浅草駅
- 2012.09.07
新聞で東武浅草駅がリニューアルしたのは知っていたので、機会があれば撮影するつもりでいたが、ご覧のように少々古めかしさを感じさせながらも外観は威風堂々としており、特に正面入り口には重厚感が漂っていた。目視では時計台細部まで確認出来なかったが、全館リニューアルを終えた暁には屋上まで上がることが出来るようになるのだろうか?
以下に掲載した公式サイトによると、今年の11月ぐらいに内部施設も完成するらしい。その時に合わせて再度紹介したいが、西側の外壁を見ると、三つある大型広告のうち、向かって右側は常時入れ替えるための懸垂幕仕様になっている。そして左端と中央は広告下地としてガラス全面張りとしているのが、いかにも現代風だが、美観と景観に配慮しつつも広告下地としての機能も併せ持つにはこれしかないと思う。
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、浅草駅ビルのリニューアル工事を進めておりますが、このたび外観の改修が完了し、当駅ビルが誕生した約80年前のシックでモダンな姿が現代に蘇ります。
今回の外観工事により、1931(昭和6)年の建設当時に日本のアール・デコ建築のひとつとうたわれた、ネオ・ルネサンス様式の外観を再現しました。また、建設当時から浅草駅ビルのシンボルであった大時計を、当時の雰囲気を大切にしながら、正面・東・西の3方向に復活させ、夜には時計塔のライトアップも行います。2階の鉄道施設についても順次リニューアルを進めており、4月に待合室とカフェを新設、正面口の駅名看板もこのたび改修が終了しました。
今後の浅草駅ビルのリニューアル工事については、4階より上層部分の内装工事を進め、本年11月頃、新たな商業施設としてリニューアルオープンする予定です。浅草駅ビルは、近未来的建造物である5月22日(火)開業の東京スカイツリー(R)とともに、地域の伝統と文化を未来へつなげる役割を担い、東武スカイツリーラインの玄関口にふさわしい駅として生まれ 変わります。
●昭和初期の姿に蘇る!大空襲で焼け残った「浅草駅ビル」 歴史的建造物