10年経過しても色褪せの少ない案内板と館銘板

  • 2012.08.03
By Black and Blue



記録を調べてみると2002年の施工だった。今からちょうど10年前にこの国立環境研究所内の各建物に建物名称表示板と誘導サインを設置したのだが、久方ぶりに訪れるにあたって気になったのは、一体どれぐらい色褪せているのだろうかということだった。

当時特に注意したのは構内案内地図。広大な国立環境研究所に設置するにあたり要求されたのは色落ちが少ないこと。屋外耐候性に優れ、直射日光に晒されても極力色褪せしない製品といえば住友3Mのスコッチプリントが定番だが、その分、価格も高い。とはいえ一度設置したら殆どが野ざらし状態となるために、高価ながらもスコッチプリントを採用した記憶が蘇ってきた。

しかしいくら何でも10年ぶりともなると、少々ほころびが出ているはず。端部はめくれ上がっているかなと思って興味津々で訪問すると、これが予想外に状態が良かったので驚いてしまった。方位を確認するとほぼ真東を向いているので、直射日光はまともに当たるはず。にも関わらず設置してから3年ぐらいしか経過していないよと言われれば、そのまま信じてしまいそうなぐらいに状態は良かったのだ。

他にも紹介したいサインはいくつかあるのだが、またの機会に譲るとして正門入り口に取り付けられた銅板梨地仕上げの館銘板もこれまた状態の良さが窺えた。

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