彫り込み文字の凸仕上げ

  • 2012.05.29
By Black and Blue



浅草雷門のすぐ近くにある『コスモ浅草雷門』の館名板が珍しい仕上がりとなっている。石に関しては門外漢なのだが、文字部分を残してそれ以外のところを削り出す、いわゆる凸仕上げと呼ばれる手法だ。

削り出した凹部分は真っ平らになるように、そして文字部分は石の表面材残しで可読出来るようにしているのだが、ちょと離れた場所から見ると、外装の石の仕上がりに溶け込みつつも、削られた石の凹部分が上品に見えるのだ。拡大写真を見ても実に細部まで丁寧に作られているのがよく分かる。なかなか石の削り出し銘板は見られないだけに貴重な事例かもしれない。

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