ビルを貫通する阪神高速道路の梅田出口
- 2012.05.28
実はこのビル中間部分を高速道路が突き抜けている記事は全然知らなくて、たまたま海外サイトを見ていたら偶然発見した。建物の名称はゲートタワービルで、Wikipediaより引用する。
建物は円形の平面計画でダブルコア形式が採用されている。このビルの5-7階には、区分地上権の設定で阪神高速道路11号池田線梅田出口(池田方面側から降りる場合)が貫通している。契約上は5-7階に阪神高速道路会社がテナントとして「入居」しており、1階の案内板にもそのように表示されている(事務所などはないので「訪問」することは不可能である)。エレベーターは4階の次は8階となっており、途中の階には降りられない。5-7階の高速道路以外の部分にも窓があるように見えるがダミーであり、内部には階段とエレベーターが通っている。
高速道路と建物は一切接触しておらず互いに独立しており、建物を解体しても高速道路が崩れることはない。また、貫通部分は防音シェルターに覆われているため、建物内部で騒音や振動は感じられない。屋上はヘリポートとなっている。
以下の記事に詳しいが、GoogleマップストリートビューやBingで見ても高速道路がビルを貫通しているのがよく分かり、まさに大阪ならではの発想と言えるのかもしれない。
●阪神高速の構造】突き抜けた発想 ビル貫通
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