丸の内トラストシティの入口
- 2011.09.15
JR東京駅の八重洲側に丸の内トラストシティへの入り口がある。一見すると駐車場の出入り口と見間違えてしまうが、その脇の小径は丸の内側へと通じる抜け道となっているのだ。
写真の2枚目と3枚目を見ると、駐車場の出入り口サインとはいいながらも実に凝った作りをしており、側面端部の仕上がりがかなり目立つ。
そして丸の内側へと抜ける小径には縦長と横長の自立サインを組み合わせるなど、視覚的にも楽しませる工夫がなされているのだ。文字はいわゆる象眼仕上げと呼ばれる、手間暇のかかる手法だが、よくまあこれだけの横長尺もので採用したものだ。
というのも長尺ものは板面のひずみが発生しやすく、特に斜め方向から見たときにそれが露呈しやすい。あれ、なんか、表面がまっすぐ平らに見えずに歪んで見える、といったことになりやすいのだ。継ぎ手やビス頭を一切見せずに側面は鏡面仕上げにするなど、質素な造りながらも実に上品な佇まいだと思う。
Googleマップ・ストリートビューで見たい方はこちらをクリック