丸の内トラストタワーN館のサインリニューアル

  • 2011.04.27
By Black and Blue

2008年06月05日に掲載した『丸の内トラストタワーN館の自立サイン』


久方ぶりに丸の内トラストタワーN館の前を歩いていたら、円形植栽の自立サインがリニューアルしているのに気がついた。上段に掲載した写真がリニューアル前、下段に掲載した写真がリニューアル後だが、サインそのもののボリューム感がまるで異なるのに誰しもが気がつくことと思う。

半円形のガラス曲げ加工した製品で、包み込むかのように上質さを表現したリニューアル前の自立サインは他所では余り見られぬ凝った作りだ。ガラスの両面から文字を見せるために、ガラスとガラスとの間にハニカムグリル風のシートを挟み込み、極力裏面に取り付けられた文字の輪郭が見えないように工夫しており、実に細かいところまで神経を払っているのが良く分かる。

が、品の良さは感じさせても視認性の面で押しが弱いと捉えられたのか、リニューアル後の写真を見ると実に対照的に存在感のある自立サインに変わっている。象眼文字仕上げで側面は鏡面仕上げと、これまた丁寧な施工方法だが、ここまで来ると後は好みの問題だろう。個人的にはリニューアル前の方が円形植栽との一体感が感じられるだけに好みだ。



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