YUITO日本橋室町ビルの自立サイン

  • 2010.11.26
By Black and Blue



公式サイトによるとYUITO日本橋室町ビルは次のように紹介されている。『いにしえより目利きの集まる商都として栄えた日本橋に、またひとつ新しい街が誕生する。そこでは美食や審美にかなう雑貨、知的刺激を心地よく得ることができる。人と人、オンとオフを結び、日本橋の伝統と新しい息吹を結ぶ-『YUITO(ユイト)』はこの秋、日本橋を愛する大人たちを惹きつける"特別な場所"としてデビューします』

さてコレド室町と同時にオープンしたYUITO日本橋室町ビルだが、外部および内部のテナントサインはやはりLEDの特性である薄さを活用したデザインとなっている。最近の都心繁華街を歩いていて思うのは、テナントサイン全体を照射するサイン(写真9枚目)が多くなってきているということ。従来は照明器具といえば蛍光灯やネオン管に頼らざるを得なかったのだが、LEDの普及により狭い場所、薄い場所でも照射することが可能になってきているのだ。なので、繁華街ではサインの造型に拘るよりはLED全面採用でテナント表示の仕方をより一層工夫する、見せるデザインに変わってきているのかもしれない。

美食の町としての自立サインの質感も高く、とても見やすいデザインだと思うが、注意しなければならないのは、外部サインで直射日光をまともに浴びるとき。4枚目と5枚目の写真を見ても分かるように斜めから差し込む日光の影が下地に映り込み、せっかくの料理の写真がとても見にくかった。最初見たときには新しい3D印刷かと勘違いしたほどだが、対照的に内部の自立サインはくっきりととても鮮やかに見える。同じ店舗を撮影した4枚目と9枚目を比較すれば一目瞭然だが、外部の時には下地への映り込みまで気にしないといけないのだろう。

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