アップルのMac App Storeに期待したいこと

  • 2010.12.19
By Black and Blue

ITmediaを読んでいたら、『iPhoneやiPadで提供されているApp Storeの仕組みをMacでも利用可能にするMac App Storeが2011年の1月6日からスタートする予定』らしい。会社ではWindowsをメインで使用しているのでMacintoshを使用するのは自宅だけになってしまったが、使うソフトといえばAdobeとFirefox、そしてプレビューソフトぐらい。なので新しくMac App Storeが開設されたとしても使用ソフトが劇的に変わるわけでもないために、それほどの関心は無かったのだが、アップルの公式発表を読んでいたら、これはちょっと面白いかもと思うようになった。

●AppleのMac App Store、1月6日にオープン予定

Mac App Storeはオープン当初より90カ国で利用可能で、有償・無償のアプリケーションが教育・ゲーム・グラフィック&デザイン・ライフスタイル・仕事効率化・ユーティリティといったカテゴリから選べるようになる予定です。

Mac App Storeでは新しいアプリケーションや注目のアプリケーションを閲覧したり、人気のアプリケーションを見つけ出したり、スタッフのお気に入りを参考にしたり、カテゴリで検索したり、他のユーザの評価やレビューを読んだりできます。iPhone(R)、iPod touch(R)、iPad(tm)でできるように、アプリケーションのダウンロードとインストールはワンクリックで実行して、直ちに使い始めることができます。購入したアプリケーションはお使いのすべてのMacで実行可能なほか、アップデートはMac App Storeから直接配信されるので、とても簡単に利用しているアプリケーションを最新の状態に保てます。

有償のアプリケーションだけがずらりと勢揃いするのだろうと思っていたら、無償のアプリケーションも紹介してくれるらしい。Windowsとは異なりMacintoshの場合は、オンラインソフトは多くの場合有償で無償のソフトは見つけにくいだけに、これは期待がもてそうだ。さらに他のユーザの評価やレビューを読めるようにしてくれるとは嬉しい配慮だと思う。そして一番気に入ったのは『購入したアプリケーションはお使いのすべてのMacで実行可能』にしてくれて、なおかつアップデートも自動的にしてくれることだ。

Windows,Macintosh,LinuxといろいろなOSを使用していると、一番面倒と感じるのは何といっても環境設定だろう。OS初期化から始まり各種のソフトのインストール、そして環境設定を行っていると、まず一日はたっぷりと時間がかかる。現在のメインマシンVista,7,Ubuntuのトリプルブートマシンだが、これだと環境設定に2日は見ておかないとまずい。その意味でOS初期化不要、アプリインストール不要のChromeOSにはとても期待しているのだが、登場がやっぱり大幅に遅れて来年前半に。その間隙を突いてというわけでもなかろうが、先にMac App Storeの方が開設されることになってしまったわけだ。

Macintoshの使い勝手をよくしてくれるユーティリティーソフトが150円とか200円で販売されたら思わずクリックしてしまいそうだが、肝心のAdobeCSとかもMac App Storeに登場するのだろうか?まさか価格が劇的に下がることはないだろうが、それでもちょっり期待してしまう。

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