LED照明を活用した高層ビルの外壁
- 2012.10.31
蛍光灯やネオン管など従来の照明方式では取り付けることが不可能なぐらい、薄い場所や狭い場所でも照明器具を入れることが可能なのがLEDの特徴の1つだが、たまたま通りかかった銀座の高層ビルの外壁ではその特質を充分に活かしたLED照明に出会った。
1枚目の写真中央の建物がそれだが、その右隣の建物と比較すると、アトランダムに配置したLED照明の効果のほどがよく分かる。右隣の建物は角地の部分にL型の壁面サインを計画的に配置したオーソドックスな仕上がりで、上層階から下層階の踊り場を一つの区画に見立て、縦方向の照明空間を強調している。
それに対しアトランダムにLED照明が壁面に埋め込まれた左側の建物は、不規則に点在する白色LEDのせいか、奥行き感が強調されており、横方向のワイド感に思わず引きずり込まれてしまうような印象を受けてしまう。いずれも表通りである晴海通りからの視認性を高めるための工夫だと思うが、照明一つの照らし方で様々な印象を与えることが出来るのに改めて気が付いた。
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