無線LANルータを初期化したら再接続できるようになった

  • 2012.09.29
By Black and Blue

自宅内で無線LAN接続している複数のAndroid端末があるが、たまに無線LANに接続出来ないケースが発生していた。確たる証拠はないのだが、経験的に1~2週間程度電源を入れて起動しないと接続出来なかったケースが多かったように思う。もう何度も無線LAN接続の設定作業は行っているので設定作業の間違いはあり得ないのだが、その理由が分からずにいた。

それにそもそも前回電源を入れたときには、何ら問題なく無線LAN接続出来ていたのだ。それがしばらくして電源を入れると接続出来ないのはやはり腑に落ちない。もちろんルータの設定もいじっていないので摩訶不思議な気分だが、となると対処方法は一つ。Android端末の初期化だ。

幸いにしてPC母艦のサブAndorid端末という使い方をしているので、即座にAndroid端末を初期化することは可能だ。面倒くさいアドレス帳の設定も全部Googleのそれを利用しているので、いちいち登録する必要は無いのだ。なので、今回もAndroid端末を初期化すれば無線LANに再接続出来るだろうと思ってやってみたが、どうしてもうまくいかない。状況をまとめると

●無線LANルータの設定はいじらず。

●一週間ぶりに電源を入れたら無線LANに接続出来ない。

●『IPアドレス取得中』のメッセージは出る。

●『認証中』のメッセージも出る。

●ところが無線LAN接続出来ず。

●端末初期化。

●それでも無線LAN接続出来ず。

とこんな状況だ。最初IPアドレスが重複しているのかと思い、全ての無線LAN端末の電源をOFFにしてみた。が、それでも接続出来ないとなると八方ふさがりだ。こうなってくると奥の手のリカバリーモードで『全てのユーザデータを消去します』を実行しようかと思ったが、ふと妙案が浮かんだ。

今までは一方的にAndroid端末側の問題だろうと思っていたのだが、ひょっとしたらルータ側に問題があるとしたら、と考えたのだ。もちろん気休めにしかならないのは知っているが、ルータでは『ESS-IDステルス機能』と『MACアドレスフィルタリング機能』を設定している。この辺りを全部初期化して無線LANルータを一度工場出荷時の状態に戻す。そもそも分配機能しかない無線LANルータに定期的に初期化作業が必要なのかどうかは知らないが、ダメもとで実験してみる価値は充分ある。

と思って実際に無線LANルータを初期化したら、すんなりとAndroid端末は無線LANに接続することが出来た。結論から分かるように当初はAndroid端末側に問題ありと思って、Android端末の設定をいじくることばかりを考えていたのだが、原因は無線LANルータ側にあったわけだ。

ちなみに無線LAN登録台数は25台前後。ちょっと台数が多いような気もするが、ひょっとしたらこの辺に原因があるのかもしれない。どのような症状が原因で無線LAN接続出来ないのかまでは特定できず、単純にルータ初期化したら直ったという程度のことなのだが、今まではWindows,Macintosh,Androidは定期的な初期化作業が必要という認識でいた。これからは無線LANルータもその必要があるのかどうかを慎重に見極めていきたいが、ネット巡回中にうろ覚えなので恐縮だが、Android端末側は従前の接続設定を深層部分で保持しているというような記事を見かけた記憶がある。個人的にはルータのみならずAndroid側にも何らかの問題があるのかもしれないとの疑念は捨て切れていないのだ。

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●2011年10月29日 無線LANルータのMACアドレス登録可能台数