日本の伝統的な民家の写真を金属板に彫り込む

  • 2012.09.21
By Black and Blue

2008年05月30日に掲載した『弓なりに曲がった表札』


2011年03月11日に掲載した『記念植樹プレート・彫り込み文字の耐用年数』

2011年03月16日に掲載した『彫り込み仕上げの記念植樹プレート』


2012年02月09日に掲載した『細い線はどこまで彫り込むことが可能か?』


2012年02月24日に掲載した『写真を金属プレートに彫り込んで屋外で使用する方法』


金属板への彫り込みはご覧のように文字からイラスト、そして写真まで様々なものを表現することが出来る。おかげさまで記念植樹プレートもだいぶ売れるようになってきたが、写真を活用した彫り込み(エッチング)プレートとしてメモリアルペットプレートを企画したみた。詳細はこちらのサイトをご覧下さい。







少々離れて見たら写真と見間違わんばかりの完成度だと思うが、実はこれは文庫本よりも一回り大きい金属プレートに写真を彫り込んだものだ。ステンレスヘアーライン仕上げの金属板に薬品を溶かして金属そのものを削り込み、その削り込んだ後に色入れをしているのだが、その密度が細かいためにあたかも写真のようにも見える。

もちろんその最大の長所は屋外耐候性に優れることで、外部に野ざらししても色褪せることは殆どない。が、最近は室内に掲示しながらも金属の持つ質感の高さ、重厚感を押し出した演出方法も優れていることに気が付いた。額縁に納めずに写真を彫り込んだフォトエッチングプレートをそのまま掲示するのだ。写真や絵画掲示とは異なり、金属だけが持ち得る素材としても重みを見せたいときには最適かもしれない気がする。