読売プレミアムと日経新聞電子版の比較

  • 2012.08.15
By Black and Blue

このブログでも何度か掲載した日経新聞電子版だが、新聞紙そのものを縮小した専用アプリが登場して以来、紙の新聞の必要性を全く感じなくなってしまった。今はiPadで新聞アプリとブラウザでの電子版とを併用しているのだが、実に使い勝手が良い。より読みやすく、より分かりやすく、そしてより面白くするための配慮が随所に感じられて、もう無くてはならない必需品になってきた。

一つの紙の新聞を自宅内で回し読みすることが出来る従来の新聞紙の良さも充分理解しているつもりだが、それ以上に電子版の利便性の高さが上回る事態になってきている。その中でも特筆すべきはやはり関連記事の網羅だろう。日経新聞電子版には一つの記事に対して関連記事が掲載されており、読み終わった直後に購読欲を高めてくれる項目がずらりと並んでいるのだ。関心ある項目を読み出したらきりがないという感じで、あっという間に時間が経過してしまうほどだが、つい先日読売新聞の電子版が10月まで購読料無料で閲覧可能との記事を発見したので、早速申し込んでみた。

紙の読売新聞を何十年も定期購読しているために購読条件を満たすことは分かっているのだが、その確認手段が曖昧なことから、いま現在は試運転中と言ったところだろうか?簡単に言えば購読条件を満たさなくても適切な文言を選択しているだけで、閲覧可能となるのでそれほど厳格な運用はまだしないつもりなのだろう。とはいえ新聞は一社だけではなく数紙読み回した方が各社の考え方の違いが分かって面白い。なので10月末までとはいえ試験的に購読することにした。

iPhoneで閲覧すると、朝刊夕刊の内容が一通り網羅されており、読みやすいことは確かなのだが、日経新聞電子版と比較すると関連記事を網羅していないので実に素っ気ない気がするのだ。写真やグラフも閲覧性が高く申し分なしだが、やはり内容の充実度という観点から判断すると総合的には今一つ。各記事の見出し文字が大きすぎてiPhoneに代表されるスマートフォンでの閲覧性はお世辞にもセンスが良いとは言えず、やはり日経新聞電子版に一日の長を感じてしまう。月額購読料157円なので、あくまで付加機能の一環として捉えているのかもしれないが、今後の趨勢を考えると徐々に電子版の充実度を高めて欲しいもの。今後に期待することにしたい。