FileMakerを使ってiOSアプリを作る方法

  • 2012.04.21
By Black and Blue


ネットサイトを巡回していたら、ファイルメーカーのデータベース製品「FileMaker Pro」と「FileMaker Go」を組み合わせると、iPhone&iPadアプリを比較的簡単に構築出来るとの記事を見つけた。そういえば最近電車内や各種のカフェスポットでもiPadを持ち歩き、活用している人をかなり見かけるようになった。やはりノートパソコンよりも持ち運びが簡便で、外出先で資料を閲覧するには最適の端末であることが支持されているのだろうが、となると簡便にアプリを製作することが出来れば業務に役立つかもしれない。

ということで早速調べてみた。

●iPhone/iPadで業務アプリが使えれば業務効率はさらに高まる

しかし業務アプリケーションを開発には、プログラミングの専門知識が必要になる。また、iPhone/iPad向けアプリケーションの開発・配布には、パソコン向けアプリケーションとは異なる知識や手続きも必要だ。業務の効率と質を高めるためのiPhone/iPad用アプリケーションの導入に、コストや手間がかかるようでは本末転倒だ。

そんな課題を解消するのが、ファイルメーカーのデータベース製品「FileMaker Pro」と「FileMaker Go」を組み合わせた利用方法だ。業務アプリケーションそのものはFileMaker Proを使って開発。パソコンではFileMaker Proで利用し、iPhone/iPadではFileMaker Goを使って同じ業務アプリケーションにアクセスするという利用法だ。

●FileMaker Pro で iOS ソリューションを高速開発できる

FileMaker Pro を使うと、データ中心のソリューションをプロトタイプ作成して、わずか数時間あるいは数日で完成することができます。何週間も何か月もかかることはありません。iOSアプリケーションのプログラミングや設計の経験は不要です。FileMaker Pro は、堅牢で統合された構造になっています。iOSソリューションを作成するために必要なことがすべて、ひとつのアプリケーション開発ツールに集約されています。

既存のデータをドラッグ&ドロップするだけで、カスタマイズされたフォームを作り始めることができます。クリックするだけでスクリプトや計算式を追加したり、その場でフィールドやレポートを作成したりすることができます。

初期のiPhoneの解像度は480×320ピクセル、最新のiPhone4Sのそれは960×640ピクセルと整数倍の解像度を維持しているために、開発する側からすると実にアプリを制作しやすい環境にあるのだろう。このあたり解像度が統一されていないAndroid端末とは異なるが、そういえばWindowPhoneも解像度を事実上1種類に限定しているとのこと。Anddoid版のFileMakerGoは登場するまでに時間がかかるのかもしれないが、案外Windows Phone版は早いかもしれない。

関連記事