2012年02月14日読売新聞 朝刊13頁より引用


2010年04月03日に掲載した『radiko(ラジコ)を調べてみると』以来、パソコンを起動している時にはラジオを聞くことが多くなった。Macintoshの時にはブラウザはFirefoxを使用することが多いのだが、追加機能でRadikoxを登録すると、ブラウザが起動すると同時にラジオを聞くことが出来るのでとても便利だ。

毎週のように聞く特定の番組があるわけでもなく、ただ単に付けっぱなしなのだが、しゃべりと音楽とが程よい具合に組み合わされて流れてくるので、バックグラウンドとしては最適。ブログ文章を書くときにはだいたいRadikoを背景に書いていることが多いが、実は一つだけ不満があるのだ。

聞くことが出来るラジオ局の一覧表は最上段に並んでいるので選択しやすいが、選ぶことが出来るラジオ局は東京や神奈川の局だけでそれ以外のラジオ局は選ぶことが出来ない。個人的には日本全国津々浦々のラジオ局を聞きたいとまでは言わないが、ご当地駅弁を食べることを趣味としている人が居るように、出来れば各県のラジオ番組を一つ二つぐらい選べるようにして欲しいと思うのだ。

『Radiko　視聴制限』で検索をかけると、視聴制限が解除されたような記事を見かけるが、Radikoのトップページには各県のラジオ局が掲載されるわけでもなく、東京と近県のみ。インターネットの醍醐味は国境という境界線がないことだと思うのだが、これではラジオの可能性を広げるという意味では逆行していると思う。従来のラジオ機器では確かに電波の届く範囲があるから、他県のラジオ番組を聞けないのは分かるが、インターネットの利点を活かしたサービスを是非とも展開して欲しいものだ。

車でご当地を訪れた時に、その場所でしか聞くことが出来ないラジオ番組を聞くと親近感がわく人も多いはず。ひょっとしたらアングラプラグインなるものがあって、それを導入すれば聞くことが出来るのかもしれないが、やはり公式の安定感にまさるものはあるまい。