模様入り背景で壁面をリニューアル
- 2012.01.12
Googleマップ・ストリートビューにリニューアル前の様子を見ることが出来るが、見るべきポイントはスーツの広告部分よりも、壁面の一部をくり抜いて白の模様入り背景面積を大きくしたことだと思う。明らかにファサードサインとしての質感が一段上がっているのは誰しもが感じるだろうが、費用の面から考えてもスーツ広告部分よりも白の模様入り背景の方が遙かに手間暇がかかっているのだ。
拡大写真を見ると、実に手の込んだ造りなのがよく分かる。透明アクリル板の裏側に波形のようなはねる形状のグラフィックを印刷し、奥まった白の壁面には厚みのある多角形模様を設置する。印刷と厚みのある多角形との遠近感がもたらす上質さを巧みに利用した素晴らしい仕上がりで、壁面サインのリニューアルを考えるときには参考になるかもしれない。
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