モバイル端末用の手書きノートアプリ"Note Anytime"を使ってみた
- 2012.11.11
それまでは全く第三世代iPadの大きさや重さが気にならず、これしかないんだからということで受け入れていたiPadだが、さすがにminiと比較すると改めてその大きさと重さが気になってきた。隣の芝生が青く見えるとはよく言ったもので、一度購入してそのサイズを実感するとやはり外出時には重宝する。
それまでは電車内でiPadを閲覧することもあったのだが、miniの手軽さが分かってくると、こちらの方が便利。解像度は異なるのものの、第三世代iPadと同じ表示内容は見ていて安心感があるし、混んでいる車内ではなおさらそのサイズが取り扱いやすいのだ。ということで最近は、miniを持ち歩くようにしているのだが、雑誌で紹介されていた手書きメモ帳『Note Anytime』が実に使い勝手が良いので紹介したい。
メモを取るときにいちいちキーボードから入力するのではなく、紙の手帳に簡単に書き込むように画面を開いたら即座に書くことが出来るアプリがあればいいなと思っていたのだが、たまたま読んだ雑誌に『Note Anytime』が掲載されていた。紹介文章を読んでいると1000円前後のアプリだろうと思ったのだが、いざ実際に確認してみると『無料』の表示が。いつもだったら他のサイトの紹介記事を読んでからインストールするのだが、使い勝手が良さそうなのですぐにインストールしてみた。
起動するとアイコンがいくつか並んでいるが、見ただけで直感的にどんな機能を持っているのかがある程度推測できるだけに、それほど操作に戸惑うことはまずなかった。簡易ペイントソフトをパソコンで使ったことのある人ならば誰でも簡単に操作出来るよう配慮がなされており、これで無料とは実にありがたい。一番気になったのはデータ転送で、個人的にはパソコンにどのように転送するのかが最大の関心事だったが、pdfやjpgなどファイル形式選択後にメールで転送。画面をタッチするだけの簡単操作でいとも簡単にパソコンにデータ転送出来たのには少々拍子抜けしてしまったが、ここにきてようやくデジタル処理の手書きメモ帳が完成したといっていいだろう。
個人的に紙のメモが嫌いなのは、いざ必要というときに即座に出てこない点だ。その場限りの伝達事項としてのメモ書きは有効だが、近い将来使うかもしれないという意味での覚え書きとしては、紙のメモは全く役に立たない。自分が必要とするときに間髪を入れずにそのメモを出すためには、どうしてもパソコンで管理する必要があるのだ。当ブログでは何度も書いているが、現時点では情報を管理する手法としては
(メモを含む全書類スキャニング)→(PDF変換)→(ファイル名称日付管理+規則性に基づいたファイル名称)→(PC保管)→(必要に応じてCloud処理)→(検索で必要ファイルを見つける)
がベストと考えており、これに変わる手段はまずないと思っている。その意味で従来であれば(手書きメモ)→(PDF変換)であったのが、iPad miniで書いたものがそのままPDFになるわけだから、ワンステップ工程が減ったことになるわけだ。他サイトの紹介記事を読むと、さらなる使い勝手の幅を広げる提案も記述されており、手書きメモの管理に悩んでいる人にとってはまさに革命的なアプリになるかもしれない。