六本木泉ガーデンタワーのB1階は南北線・六本木1丁目駅の乗降口となっているが、その中庭テラスに季節を彩る風景写真がガラス全面に掲示されていた。最初見たときにはインクジェットシートに印刷して貼っているのかと思ったのだが、近寄ってみると、網目状になっているために反対側が透けて見える。我々がよく言うところのメッシュ仕上げとなっているが、その止め方も透明吸盤でガラスに簡易的に留めているだけだ。

メッシュ仕上げの長所は全面ベタ張り方式と比較すると、反対側が透けて見えるために圧迫感が軽減されることだが、それは3枚目に掲示した通行人が歩いている写真からも見て取れる。専門業者に委託すると、毎回インクジェットシートを手配して作業費が計上されるところだが、この透明吸盤方式であれば誰でも簡単に取り外し及び取付をすることが出来る。1枚目や2枚目の写真から、もしこのメッシュ仕上げのシートが無かったとしたら、だいぶ殺風景な印象になってしまうかと思うが、この方式であれば比較的ローコストで季節に応じた衣替えを演出することが可能だ。高さを変えて交互に掲載するなどのアイディアも実に秀逸だと思う。









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