銀座ダイアナのリニューアル-その2

  • 2011.04.06
By Black and Blue



いささか専門的な話で恐縮だが、今回のリニューアル工事は実に見どころが多い。2011年02月23日に掲載した『銀座ダイアナのリニューアル』も併せて読んでいただくと分かるが、

・壁面箱文字 ステンレス鏡面風に見える
・左側袖看板 長尺ものでありながら、継ぎ目なしの一本もの。

となっており、特に向かって左側の袖看板は興味深い施工例だ。前回掲載した写真から照明入りであることははっきりしているが、高さ4m前後の袖看板でありながら、断面形状がまさにUの字型で、しかも継ぎ手が全くと言っていいほど見られないのだ。しかも白い下地と外周の額縁・鏡面仕上げとの段差が殆ど見られず、実にすっきりとした仕上げになっている。内部照明を交換するときの脱着方法が気になるが、それにしても高さ4m前後でありながら、これだけたるみや緩みのない仕上がりはお見事と言っていいだろう。

単にシートを貼っただけのようには見えず、裏側に当て板を入れているかのような綺麗な仕上がりだが、だとするとかなりの費用が掛かっている。これだけの長尺ものでこのUの字型の施工例は非常に珍しく、今のところ都内ではここ銀座でしか見ることが出来ないと思う。

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