シュツットガルトのベンツ博物館-その2

  • 2011.02.28
By Black and Blue

2011年02月21日に掲載した『シュツットガルトのベンツ博物館-その1』


寸分の隙も漏らさぬ質感の固まりのような建物外壁は、見ているだけで造形美の極致を感じさせる仕上がりとなっているが、それはベンツの車哲学における自らの信念を具現化したもの。車の歴史はベンツの歴史と自負する彼らの思想が反映されており、外観もさることながら内部の造りもおそらく精緻を極めるのだろう。

このデザインであれば外壁に一切の突起物を設けなかったのも理解出来るが、Mercedes-Benz Museumという文字の仕上がりもまた秀逸だ。公共施設にせよ民間施設にせよ、一般的に外壁パネルをくり抜いて建物名称文字を仕上げるのは希だが、局面加工された外壁パネルを加工するという、これはまた贅沢な仕上がりで、巨大複合芸術施設ウェールズ・ミレニアム・センターを思い出してしまった。なお過去に掲載した海外の散策シリーズはこちらから。

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